移住・田舎暮らし体験《6泊7日》の様子を紹介します
曽於市の基幹産業である農業や、自然豊かな観光地。
地域の方と触れ合えるイベントに参加できる平成27年11月25日~12月1日に行った移住・田舎暮らし体験(6泊7日)の様子を紹介します。
1日目:野菜の収穫体験とピザ作り
たからべ森の学校に集合、受付、コース案内、学校紹介、参加者・スタッフの紹介から始まりました。
その後、鴨と冬野菜のポトフでお腹を満たし、たからべ森の学校「学校農園」にて野菜の収穫体験です。講師の方から育てている野菜の特徴、栄養価、収穫時期、収穫方法、調理方法について授業を受け、食べごろの野菜を見極めながら収穫しました。
収穫したブロッコリー、カリフラワー、ほうれん草を使ってピザを作ります。スタッフがあらかじめ用意していたピザ生地をピザプレートに敷きます。
生地にピザソースを塗り、収穫した野菜やベーコン、エビ、コーン、チーズをたっぷり乗せ温めておいたピザ釜でこんがり焼き上げ完成。参加者、スタッフみんなでいただきました。味も大変おいしく、参加者の方々もとても満足した様子でした。
2日目:自然薯・大根収穫体験と漬物工場見学
曽於市財部町で自然薯や山菜、野菜などの販売を行っている山豐農園さんにて、自然薯と大根の収穫を体験しました。
独自の方法で栽培している自然薯の種蒔きから収穫出来るまでの過程と栽培方法、収穫方法の説明を受けてから実際に収穫してみました。採れた自然薯の大きさにとても驚いた様子でした。その後、曽於市財部町にある大薗漬物店さんに移動し、大根を漬物にするまでの行程を見学しました。お昼は財部町にある道の駅きらら館さんで人気の日替わり定食。メニューはロールキャベツでした。
ゆっくり昼食を楽しみ、お腹も十分に満たされた様子。
次は大根の収穫体験です。大根畑に移動し、大根引きの方法、上手く収穫できるよう大根引きのコツを教えてもらいながら挑戦しました。 途中、休憩時間で地元の農家さんと交流。農業の大変さ、楽しさ、そして体力勝負!と、会話の中で田舎で暮らしていくこと、農業についてのお話を聞くことができました。
慣れない作業ばかりで大変でしたが、農業の大変さ、楽しさ、達成感を感じれた1日となったようでした。
3日目:そば打ち体験とお茶畑の見学
財部町にあるきたん市場さんのそば屋さんから講師を招き、そば打ちに挑戦しました。
分量、こね方のコツ、生地のまとめ方、固さ等を教わりながら生地を作っていきます。作ったそば生地を厚さが均等になるように伸ばし3つ折にし、そば切り機を使って麺を切りました。均等に切っていくのが難しく、参加者の方々も苦戦している様子でした。
薩摩地鶏を煮込んだだし汁を作り、前日収穫した自然薯をトッピングして3日目のお昼です。参加者自ら作ったそばは大変おいしく出来上がり、スタッフと一緒に会話を楽しみながらの昼食となりました。
昼食後、財部町にある富岡製茶さんの見学です。
まず、講師の方より曽於市のお茶の栽培についての紹介。栽培管理、生産時期、製造・加工の仕組み、出荷先について説明を受けました。
その後、お茶畑を見学。薬剤散布の方法、水やり、防霜ファンについて学びました。
お茶摘みの機械操縦にも挑戦しました。初めて見る機械と、その大きさに驚きつつ、とても楽しそうに操縦していました。
4日目:さつま芋収穫体験
曽於市財部町にある徳一農園にて、さつま芋(安納芋と紅はるか)の収穫を体験しました。
さつま芋は芋の油が付きやすいので全身ヤッケでフル装備での収穫です。機械で掘った芋を集める作業を体験。機械の操作方法、仕組みも一緒に勉強しました。
お昼にきたん市場さんで日替わり弁当をいただいた後、曽於市移住・田舎暮らし体験プログラムの一つである「学校恋活」の見学をしました。
閉校となった中学校を利用してのイベントに参加者の方々も興味を持って楽しんでいる様子でした。しばらく「学校恋活」を見学した後、徳一農園に戻りさつま芋収穫の続きをしました。休憩時間では、収穫した安納芋と紅はるかの焼き芋、さつま芋のガネをいただきさつま芋の美味しさを再認識しつつ、農家さんとの会話を楽しみました。
5日目:たからべ北文化祭と芸術鑑賞
財部北小学校で開催された「たからべ北文化祭」に観賞しました。小学生やたからべ森の学校訓練生による劇や合唱。ゴッタン演奏など財部北地区地元の文化を知れた時間となりました。
お昼は地域の方のお手製の豚汁とおにぎり。心身共にとても温まりました。
昼食後は、鹿児島県霧島市にある「霧島アートの森」で芸術鑑賞です。
霧島アートの森に向かう途中「霧島神宮駅」へ。
九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅です。神社を意匠したもので、駅前駐車場の一角に温泉を引湯した足湯があります。
秋の特別企画展として藤浩志の美術展「霧島超藝術學校〜あしたかえるつもり」を開催中でした。鹿児島出身の美術作家である藤浩志さんの作品は、流行の思想や手法に流されることなく社会・地域・日常を見つめた作品となっており、参加者の方々も魅了されている様子でした。
6日目:陶芸体験とハウス栽培の野菜収穫体験
6日目は陶芸体験から始まりました。
講師の方から指導を受け、粘土を伸ばし皿、花瓶、箸置きを作成しました。
とても個性あふれる作品に仕上がり、参加者同士で「早く焼きあがりが見たいね」との会話も聞こえました。
続いて、ハウス栽培されているミニトマト(アイコ・フルティカ)と子供ピーマンの収穫体験。
試食してみるとミニトマトは、スーパーで販売されている商品より数倍甘く美味しく出来上がっており、ピーマンの方も苦味が少なく生のままで食べても大変美味しい。参加者の方々も採れたて新鮮野菜の美味しさに笑顔がこぼれていました。その後、農家さんお手製のランチをいただき立派に育っているセロリ、水菜、サラダ菜のハウスを見学。収穫し、市場に出荷するまでの行程を学びました。
路地栽培では、菜っ葉の種蒔きも体験し、普段何気なしに食べている野菜のなり方、一般家庭への流通の仕方、美味しさを学べた1日となりました。
7日目:曽於市魅力発信と曽於市協力パワースポット巡り
最終日、まずたからべ森の学校にて曽於市についての紹介、また曽於市へ移住された方の体験談や魅力発信のメッセージをプロジェクターにて観賞してもらい、アンケートにご協力して頂きました。その後、曽於市の魅力の一つである大自然あふれるパワースポット巡りに出発しました。
悠久の森周辺の見どころをご紹介。桐原の滝からスタートし、マイナスイオンを浴びながら三連轟までを散策した後、溝ノ口洞穴を懐中電灯で光を灯しながら散策。天井の水滴やコウモリを発見するなど参加者たちも不思議な空間を堪能している様子でした。曽於市の末吉道の駅さんに移動して、お土産等の買い物をしました。売店で販売しているソフトクリームを食べて散策の疲れも吹き飛びました。
最終日の昼食は末吉道の駅さん近くにあるBASE CAFÉさんで日替わり定食の生姜焼き定食をいただきました。一週間の体験についての感想と思い出話で盛り上がり、楽しい昼食の時間となりました。最後に参加者を駅までお見送りして移住・田舎暮らし体験(6泊7日)を終了しました。
参加者の皆様に曽於市の魅力と農業の大変さ、やりがい、楽しさをお届けできた7日間となったと思います。
皆様のまたのお越しをお待ちしております。