-【移住者インタビュー】ファシリテーターとして活動中!橋口さんの場合-
農業は大変、辛いということもあるが。こうして自分たちの目の前で作ったものを食べてもらったりとか、消費者の人からダイレクトにメッセージをもらえると嬉しいんですよね。
それにここは、農業をしたい、仕事をしたいという時に助けてくれる人の存在があります。
自営業だと伝えられないことがあるが、第三の場所で話せるんです。
知恵という大事なことを共有できる世代ともつながれる。日常に、こういうことをどうしたらいいですか?と言ったら、いろんな人に聞いて解決しようとしてくれる人がいっぱいいるんです。
やっぱり曽於市っていう所で考えると、農業をしながらでも不便しない。
住んでいるのは曽於市財部町というところです。
ここは鹿児島と宮崎の県境。車で10分宮崎の都城へ出れる。15年前に鹿児島市から移住しましたが不便しないです。
立地が良く、財部はJRが唯一通っているので都会ほどではなくとも交通の便が良いです。
地域おこし協力隊っていう国の制度は、外から入ってくる人も結構いろんなイベントがあるんです。
今はコロナで少なくなっていますが、そういう出会う場が合って接点があるのは良かったです。知らない土地で道を聞くのも勇気がいるし。ましてや知らない地域に住んで初めての農業をするのはもっと不安。外から来る人とのイベントだったり出会う場所があるのが良かったです。
私はお茶農家ですが、トラクターを持っていないんです。お茶は3,40年植えっぱなしで収穫するんですね。
曽於市の人に助けてもらっています。この前は牛農家に来てもらって土を作ってもらったり。
お茶農家以外の人にも助けてもらわないといけない。
私は、お茶の生産協会、婦人会に入って地域に自分の実を入れていくことができました。
今自分が必要としている情報・知識はネットでも調べられますが、実際に体験てこられたことを通して教えてもらえるのはありがたい。
志しもそうですね。辛い、しんどいということを大人になると言える環境がないけれど、わかってくれるからそういう関係性があたたかいと感じます。
困った時はお互いさま。
見られている、という感覚よりは見守ってもらっている。そういう気軽さでいられた方が楽しいです。
2か月ぶりに会ったとは感じさせないほど会話がはずむお二人。