-【移住者インタビュー】味は美味しい規格外の野菜を活かしたい!南竹さんの場合-
結婚を機に越して来た鹿屋にも農地はたくさんあったが、曽於市の方が種類も豊富で、農家さんの顔が見えて安心もあり価格帯も安かった。野菜好きにはたまらない所ですね。
農業には元々興味はあったけれど、出身の北九州市だと農地が無い。ぱっと畑をやりたいと思ってできる環境ではなかったんです。
こっちに来たら空いているから使っていいよ、という畑がたくさんあった。
曽於市の自然が豊かなところ、食材が美味しいところが好きで。人も優しいんです。子どもと散歩していると声をかけてくれる。
鹿児島空港と交通アクセスが良く、適度に街も近く自然も豊かで電車も通っている所も良かったです。
お店の名前は、五粒に種と言います。
農業をしながら野菜を使ったジェラート屋をしています。
畑での規格外、市場に出れない野菜の形を変えて。どうにか使用し召し上がっていただきたいという思いからジェラート作りにチャレンジしています。
三粒に種という農業用語があって。
一粒は私たち人間の種、もう一粒は土の中の虫の種、もう一粒は空を飛ぶ鳥の種。
みんなで共生していくという意味合い。そこに二粒プラスして、地域貢献と、将来子どもたちが食に困らないような何かができたらいいなという大きな目標の意味を込めました。
自分で獲った野菜がベースです。
始めたばかりで野菜がたくさんは出来ておらず、足りない分は地元の方のお野菜を使って作っています。
少数多品目いろいろなものをちょこちょこ作り、ジェラートにしてみて、美味しいか美味しくないか試行錯誤しながら作っています。
スタートが農業で規格外の野菜を、という所からの発想だったので元の形に影響されないというもので何かないかと考えていました。お惣菜とかも。
考える中で、曽於市にソフトクリーム屋やかき氷屋はあるがジェラート屋はないことに気付いて。曽於市にないお店を考えました。
私も子どももアイスクリーム、ジェラートが好きだったから。作ってみたいというのもきっかけです。
曽於市での農業人材育成科を卒業した後、就職するか自分でするかという選択肢があり。思い描くものとは、自分でやっていくというのが近道でした。
移住者で土地も農機具も何もないという所へ、一緒にしていいよと言ってくれる方がいて、その人が畑と機械関係をもっていらっしゃった。
そこ(機械関係は費用が高い)がクリアできるということは、そっちに行っていいよ、と言ってくれているのかな、という気持ちで飛び込むことができました。
あと、この先どうしていくか、という話をした際に選択肢・情報・家庭との両立を含めて考えたときに自分でした方が良いんじゃないかとも考えました。
鹿児島県のスタートアップ支援を活用しました。
建物は地域の、使っていない建物を貸してくださるとお話をいただいて改装しました。
しいたけジェラートの味はナッツっぽいと盛り上がる。
ミルク、生クリーム、甘みグラニュー糖トレハロース糖などを使用。卵は使用していないこだわりのジェラート。